スペシャルSpecial

HHイメージングダイバーズ[Version C.Z]第4回では、以前キャプテン・ジオン氏が手がけたコアガンダムの可能性をさらに突き進め、チームバトルにおける答えの1つを提示して頂いた! まさにコアガンダムによる、コアガンダムのためのビルドカスタムだ!

 読者の皆さんは覚えているだろうか。この連載の第1回で私が提案したコアガンダムのバリエーション達。そこにはさらなる可能性が秘められていると私は言った。今回はその言葉通りにコアガンダムを基点としつつ、別のアプローチで新たな可能性を見出してみようと考えてみた。

 それはガンプラバトルのチーム戦でもっともポピュラーな3on3における、コアガンダムのみの編成だ。3機のコアガンダムを1チームとして、一体どのような構成が効果的であるのか……私の愛機、ν-ジオンガンダムが嫉妬してしまうほどにコアガンダムのことばかり考えに考え抜いて、導き出した答えがこれだ!

さあ行こう! キャプテーン・アンサー!!


 コアガンダムは1機でも、プラネッツシステムと呼ばれる換装合体機構を利用すれば、様々な性能をその身に与えることができるという独創的なシステムであることは皆さんもご承知だろう。しかし、その換装パーツで構成されたサポートメカ、アーマーシリーズを同時に複数種運用することは、常にファンネルを展開し続けねばならないレベルの操縦難度を求められる。

 この私ですら、同時に2機のアーマーを扱うのがやっとだろう。ならば、3機のコアガンダムにそれぞれ2機のアーマーを扱わせれば、合計6機のアーマーを……いや、それだけでは単純に増やしただけにしか過ぎず、操縦難度の問題もクリアできていない。

 特に3on3の場合、それぞれの機体がそれぞれの個性を発揮して、1チームで3機以上の力を生み出す構成が重要となる。私は今回、3機のコアガンダムに明確な役割を与えてみた!

コアジム・カムヒアー!

 最前線で戦うエースのコアガンダム1機、アーマーの運搬に特化した従者を2機に割り振ることで、プラネッツシステムを扱うエースの戦闘能力を最大限に引き出す戦法だ。ビジュアル的にもその役割を明確にするべく、従者コアガンダムの頭部をGBN-ガードフレームの頭部にスワップ、コアジムと呼ぶに遜色のない姿へと変更している。

 基本的にコアジムはアーマーの運搬を主にしているが、万が一敵の攻撃が集中した場合、コアジム自身が運搬するアーマーとドッキングすることでプラネッツガンダムならぬ、プラネッツジムとして運用することもできる。完璧な保険というやつだな!

 いよいよ次は本命のエース機の登場だ! さあ、皆で叫ぼう!!

コアチェンジ・ドッキングゴー!!

 プラネッツシステムを最大限に利用したこのガンプラが、エースの役割となる。基本アーマーは宇宙戦用のジュピターアーマーを、そして各部に他のプラネッツアーマーの装備や武装をちりばめ、文字通りフルアーマーな出来になっているのが特徴……その詳細はこうだ!

・マーズとジュピターのバックパックをミックス。
・ガンプラバトルアームアームズを使用して、ヴィートルーのビームキャノンとミサイルポッド、マーズフォーのスラッシュブレイド、ハードヒートレヴソードをマウント。
・フルアーマーユニコーンをイメージして、アームアームズのミサイルポッドとバインダー、そしてブースターも追加で装備。さらにそのアームにはマーキュリーのフィンザンバー、ヴィートルーのホバーユニットを加えている。

 この作例ではジュピターアーマーを基本に据えているが、これがアースリィでも、マーズフォーでも、コアジムとの連携によってフルアーマーのバリエーションは無限大! どんなバトルフィールドでもこの3機が集えば最高のパフォーマンスを引き出すことができるのだ。

 いかがだっただろうか。このコアガンダム、そしてプラネッツシステムというギミックは本当に奥が深いことをわかって頂けたと思う。最近ではこのコアガンダムを模倣したオリジナルのコアガンダムでGBNを楽しむダイバーが存在するそうだ。

 もしかするとその他にも、このギミックを流用したガンプラが今後誕生するかもしれない。それがどんなものであれ、GBNを豊かに彩るガンプラ達が増えることは非常に幸せなことだ。私は全力で応援させて貰うぞ!

ではまた次回!!

キャプテーン・初心者にアイテムをねだられても
渡さない厳しさの裏にある優しさ!!

テキスト:関西リョウジ

「月刊ホビージャパン」(毎月25日発売)にて連動企画
『HHイメージングダイバーズ”Ver.MODELERS”』が連載中!
本作例を製作したモデラ―による解説記事を掲載しています!