スペシャルSpecial
先月からスタートしたHHイメージングダイバーズ[Version C.Z]。今回もキャプテン・ジオン氏による独自視点での再現作例と機体解説をして頂くのだが、第2回となる今回は早速、氏に深く関係するアイテムを選定したようだ。キャプテン・ジオンのガンプラにしか扱えないはずの装備を操る、他のダイバー達がいる……!?
ホビーホビー読者の皆さん、今日もGBNを楽しんでいるかな? この私キャプテン・ジオンは、日々マナー違反ダイバーとの戦いに明け暮れているだけではない。皆さんと変わらず、採取ミッションやウォーキングミッションなどにも果敢に挑戦しているんだ。
ある日、採取ミッションで一緒になったダイバーが、とても興味深い話を聞かせてくれた。私の愛機、ν-ジオンガンダムのメインウエポンであるジオニックソードを、熱烈なフォロワー達が再現してビルドするという流行が発生しているということを。
さらに言えば、そのムーブメントは「キャプテン・ショック」とまで呼ばれるようになっているとも……! いても立ってもいられなくなった私は、ミッションを中断してその真相に迫った! もちろんそれまで採取していたアイテムは全て元の採取場所へ戻した上でだ!!
ディメンションを少し調査しただけで、目を疑うほどの量産型ジオニックソードの数々……フォロワー達への感謝の念に、私の目から大瀑布のごとく涙があふれ出ていたことも付け加えておく。
さあ、しっかり見てみよう!!
1人ではできないことも、2人ならできる。その単純なロジックを、ジオニックソードに当てはめた2体のガンプラ。つまり一振りのジオニックソードを2機で扱うことで、フルスペックのパワーを引き出すことを可能にしている!
しかもジオニックソードのパーツ構成を活かし、分離機構を大胆に追加! 通常はトンファータイプのジオニックα、ライフルタイプのジオニックβをそれぞれが扱い、いざというときに合体させてマスプロ・ジオニック・アクシズ墜とし!! あらゆる状況下におけるガンプラバトルで、ジオニックソードを本気で運用するためのこのアイデアは、ナイスですとしか言い様がない!!
今回私はこの量産型ジオニックソードをビルドしたダイバー達にコンタクトを取り、再現製作の許可を得ようとしたのだが、驚くべきはこのリアルタイプ感溢れるハードなガンプラのビルダーが、2人とも可憐な女性ダイバーだったということだ。思わず私のサイドキック、つまり相棒としてスカウトしそうになったが、そこはぐっと堪えさせて頂いた。
ソロから安易にフォースを組んだ途端、プレイスタイルの方向性の違いで仲間内で揉めて崩壊してしまうから? ……違う! ダイバールックは女性でも、リアルでは男性かもしれないから? ……断じて違う!!
GBNのマナー向上は果たすべき私の使命だが、同時にGBNは自由であるという考え方もよく理解している。その上で私の我を貫き通す以上、その責任は私1人だけで抱えねばならない。そう、キャプテン・ジオンはどこまでも孤独でなければならないのだ……。